【言葉】訴求メッセージについて薬養酒に学ぶ
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それでは、「売れるヒント」第184号です。
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■仕事の関係で、郊外のドラッグストアに寄った時の写真です。
こちら、「ツムラの薬養酒」という医薬品のお酒です。
養命酒などの薬用酒カテゴリーの商品ですね。
■お店の推奨品なのか、かなり大々的に展開していました。
身体を温める薬用酒ということで、「冷え性改善」に効くという効能を特に強調していました。
また、展開の真ん中には、養命酒との比較POPを配置しています。
■ここで感心したのは、「足先冷たくないですか」「指先冷たくないですか」という訴求ワードです。
「冷え性」の具体的な感じ方を、言葉にして訴求しています。
自分が冷え性とは思っていない人に、自分ごと化してもらう期待が持てますね。
また、このような場合、ついつい「冷え性」「滋養強壮」「虚弱体質」など、いろいろな効能を並べてしまいがちです。その方が幅広く買ってもらえそうだからです。
それを1点に絞っているのも、メッセージを尖らせるという意味で、感心しました。
■このように、陳列の大きさで目立たせることも大事ですが、どのような言葉で訴求するかが重要だと感じます。
メッセージを届けたい相手を絞って、ぶれずに尖らせた言葉にして届ける工夫をする、ということに気づいた薬養酒での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスの、訴求メッセージは尖っているでしょうか。誰にでも関係のあるメッセージは、誰も他人ごととして受け取ってしまい気づかない可能性があります。
1人の人が自分ごと化するメッセージを考えてみてはどうでしょうか。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!