【物語力】夏の入浴剤利用を訴求している
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それでは、「売れるヒント」第148号です。
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■今回も、先日ドラッグストアに寄った時の話です。
夏ですので、入浴剤コーナーには関心なかったのですが、横を通りました。
おなじみの高価な入浴剤「クナイプ」が大々的に陳列されていました。
■1年中、「クナイプ」はエンドなどで大量に陳列されているような気がします。
やはり、いわゆる「付加価値商品」として、安い入浴剤から高単価の入浴剤にランクアップ購入してほしいので、大々的に訴求しているのでしょうかね。
たしかに、このような高価な入浴剤を購入する方は、いわゆる優良顧客であり、お店としては囲い込みたいお客様でしょう。
■そのような中で、夏は、上の2段が「ミント」の香りの入浴剤で占められていました。
「クールダウンするリフレッシュミント」を集中して打ち出しており、「夏はミントの入浴剤を使ってクールダウンして眠る」という物語・世界観を作り出しています。
こちら、以前にお菓子コーナーの話でも取り上げましたが、同じような季節戦略ですね。新たな需要を掘り起こす試みと言えるでしょう。
■このように、2つの狙いがあるので、必然的に大々的に展開されているのだと思いました。
①付加価値のある高単価商品なので、既存客の単価アップが期待できる
②潜在需要を掘り起こす試みをしているので、新規客の創出が期待できる
お店が喜んで大きく陳列し、お客様に声かけして推奨してくれるには、このような期待が持てる商品である必要がある、ということを感じました。
このような、お客様にとってはもちろん、お店にとっても有難い商品でありたい、と思った「クナイプ」の夏の展開での気付きでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスは、お店にとっても売りたい商品でしょうか?作り手と売り手の共通の願いである「単価アップ」「リピーター囲い込み」「新規顧客獲得」を、共に取り組む姿勢を見せることで、売れる仕組みができていくような気がします。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!