売れるヒント

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【企画力】「すごいボトル洗い」のおまけの工夫もすごい

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

 

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろとお役立てください!

 

それでは、「売れるヒント」第143号です。

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■先日、スーパーの日用品コーナーに寄った時の陳列です。

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「すごいボトル洗い」という商品が吊り下げられていました。

 

水筒などのボトルの奥を洗う時のスポンジですね。

「茶渋やコーヒーの着色汚れがとれる」ということが売りのようです。

 

■パッと見た時、写真のように、スヌーピーの形をしたスポンジかと思ったのですが、これは「今だけのおまけ」を上から貼っていたようです。

 

実物は、四角形の形をしたスポンジでした。

 

このおまけのスヌーピーのスポンジは、素材は同じですが薄くなっているので、細かな箇所の汚れをこするにはいいですね。

水筒ですと、注ぎ口のところは複雑ですので、これできれいになりそうです。

 

■ここから参考になりそうなのは、「おまけが単なる増量ではない」ということです。

 

スポンジにスポンジなので、増量というかプラス1個のおまけなのですが、「薄いスポンジ」「スヌーピーの形をしている」という工夫を加えています。

ですので、本体のスポンジを使った時の補助に使えます。

 

このような点を見ると、この「おまけ」はよく考えられた結果なのではと想像しました。

 

■よくある「増量」や「3個に1個おまけ」などは、お客の立場ではうれしいのですが、販売する側になると、需要を先食いするだけで、次回の購入が遅くなるという点があります。

 

単純な増量もいいですが、工夫によっては相乗効果が得られるおまけも考えられるかもしれません。

 

そのような工夫を感じた、「すごいボトル洗い」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスで、販促のためにおまけを付ける時、単なる増量になっていないでしょうか。形態を変えたり訴求ワードを変えたりすることで、別の用途で使われれば、需要を先食いすることなく、相乗効果がもたらされるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!