【コンセプト】大人の粉ミルクがなぜ増えたのか
今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!
このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。
もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろとお役立てください!
それでは、「売れるヒント」第137号です。
----------------------------------------------------------------------------------
■先日、ドラッグストアに寄った時の写真です。
健康食品コーナーに「ミルク生活」という商品が並んでいました。
隣には「プラチナミルク」という同じような粉ミルクも並んでいます。
■これらは、どうやら大人用の粉ミルクのようで、意表を突かれました。
プラチナミルク forバランス | 雪印ビーンスターク㈱-すこやかな笑顔のために
どちらも「大人の栄養サポート」というコンセプトですが、「ミルク生活」は乳酸菌やビフィズス菌などが特長で、「プラチナミルク」はビタミン・ミネラル・DHA・タンパク質など幅広い内容が特長のようです。
■大人が粉ミルクを飲むのだろうか…と思いましたが、いろいろ調べると、もともとそういった需要があったそうです。
昨年9月と少し昔ですが、面白い記事がありました。60代女性の約2%が粉ミルクを飲んでいたようです。意外ですね。
「赤ちゃんが飲むのだから栄養抜群だろう」ということで健康維持のために飲んでいたそうです。
中には、牛乳が苦手な人が、カルシウムを摂るために粉ミルクを飲んでいたという話もあり、なるほどと思いました。
いろいろな理由があるものですね。またこれは、お悩みの他の人にも使ってもらえるかもしれませんね。
■このようなことから、「世の中には意外な需要があるものだ」と改めて感じました。
これは、大規模調査でもわかるかもしれませんが、普段からいろいろな人の話にアンテナを張っておくことで、ヒントが得られるものだと思います。
まだまだ潜在需要は眠っている、と感じた「大人の粉ミルク」からの気づきでした。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスが、意外な使われ方をしていることなどはないでしょうか?
そこに大ヒットのヒントが隠されているかもしれません。その真の理由を調査してみるのもおすすめです。
---------------------------------------------------------------------------------
それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!