売れるヒント

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【ネーミング】「キスできる餃子」に感心した話

みなさん、こんばんは。

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます!

 

このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わるビジネスマンが、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、みなさんのビジネスのヒントに、商談でのネタに、部下の教育に、いろいろとお役立て下さい!

 

それでは、今日の「売れるヒント」です。

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■こちらは、先日スーパーに行ったときの写真です。

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自炊をしないのですが、ふらっと久々に餃子コーナーに寄りました。

 

最近の餃子はいろいろな種類があるんですね。

 

■ここで注目したのは、「宇都宮肉餃子」です。

 

注目点は、貼られている「20%引」ではありませんよ。

左隅に貼ってある「キスできる餃子」というシールです(笑)

 

最初は、「にんにくやニラが入っていない餃子なのかな?」と思ったのですが…

商品の中身を見て、それはどうやら違うということがわかりました(笑)

 

■こちらは、宇都宮の地方創生ムービー「キスできる餃子」を応援している商品ということで、シールが貼ってあることがわかりました。

これは注目を集めますね。

 

宇都宮は、餃子国内No.1の座を浜松から奪取した、というニュースが最近ありました。

そのブランドイメージがさらに定着するかもしれません。

 

■ここで、上手いなと感じたのは、「餃子」と「恋愛映画」という、一見つながらないものを、つなげているという点です。

 

初めて聞いた人は「何?どういう意味?」と考えてしまいますよね。

 

おそらく、映画を観て、理由がわかった人は、「なるほど!」と人に語りたくなるのだと思います。

語らずとも、自分の脳の中の餃子イメージは、宇都宮が占めることになるでしょう。

 

■このような映画の内容を、端的に表現したネーミングが「キスのできる餃子」なのですね。

 

このようなネーミングは、広告にお金をかけることができない「地方創生事業」などにうってつけだと思います。

 

これが、大企業などがすると、「あざとい」と思われてしまうかもしれませんが、「何とか地元を活性化させたい」という必死の想いからならば、許される感覚があります。

 

■「お金をかけられない」という弱みがある場合は、逆手にとって「ネーミング」の奇抜さ、秀逸さで、人の心に残るアピールを行いたいものだ、と餃子を見て感じた次第です。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスに、広告費がふんだんにかけられないようであれば、まず「ネーミング」を必死に考えてみたらどうでしょうか?そこで絞り出されて生まれたコンセプトから「売れるヒント」が生まれるかもしれません。

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それでは、明日もビジネスを楽しみましょう!