売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【企画力】ワイングラスで潜在需要を考えた

みなさん、こんばんは。

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます!

 

このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わるビジネスマンが、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、みなさんのビジネスのヒントに、商談でのネタに、部下の教育に、いろいろとお役立て下さい!

 

今日は所用で実家に行きましたが、その他は読書などをして過ごしました。

引き続き、マーケティングの話題の新刊を読んでいます。

 

 

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最後に対談のページがあるのですが、秋元康さんとの対談が面白くて、途中を飛ばして先に読んでしまいました(笑)

 

それでは、今日の「売れるヒント」です。

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■先日、スーパーに買い物に行ったときの写真です。

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こちらは、ワインが陳列している棚の脇に、プラスティックのカップが吊り下げて並べてありました。

 

「パーティーやアウトドアをおしゃれに」とPOPが書いてあります。

 

■これは、盲点を突かれた気がしました。

 

ちょっとしたパーティーや、バーベキューなどのアウトドアの時には、紙コップやプラスティックのコップを買って持っていきます。

 

ビールや焼酎・日本酒などでは、違和感がないのですが、ワインを紙コップで飲むのは確かに違和感はありました。ただ、仕方ないなと思っていました。

 

そこの潜在需要に対して開発した商品ということですね。

 

■商品コンセプトも良いのですが、商品内容もそのコンセプトに合ったものになっています。

 

1袋に4個のプラスティックグラスが入っているのですが、組み立て式だそうで、本体と台座をつなげる仕組みになっています。

 

たしかに、普通のワイングラスの形ですと、重ねて持ち運べないですね。組み立て式でしたらコンパクトになって、アウトドアに便利です。

 

■そして、陳列場所も、良いですね。

 

アウトドア用の紙カップやプラスティックカップは、日用品コーナーに置いてありますが、今回のグラスは食品コーナーのワイン棚脇に陳列してありました。

 

アウトドアでワインを持っていくときには、ワインコーナーに寄る訳ですので、そういう状況の人にとって、気づきを与えることになりますね。

 

■パーティーでも、ちょっと大事な時、おしゃれにしたい時には、使ってみたいなと私自身も感じた「売れるヒント」でした。

 

同時に感じたことは、潜在需要を掘り起こすためには、「コンセプト」「商品開発」「陳列」など、総合的に考えることが大切だということですね。「値付け」「広告宣伝」を合わせると、いわゆるマーケティングの4Pですね。

 

ワイングラスで考えさせられた1日でありました。

 

【今日の教訓】

「コンセプト」「商品開発」「陳列」などの、マーケティングの様々な要素が、総合的に連動するようにすることで、売れる確率が高まるかもしれません。

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それでは、明日もビジネスを楽しみましょう!