【値付け】缶コーヒーがなぜ600円もするのか
こんばんは!
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このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わるビジネスマンが、日々記録しているものです。
もし気づきが得られましたら、みなさんのビジネスのヒントに、商談でのネタに、部下の教育に、いろいろとお役立て下さい!
それでは、今日の「売れるヒント」です。
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■先週金曜に表参道で、前職での同僚と久々に会食をしました。
帰りに、目の前に「ブルーボトルコーヒー」があったので、ちょっと寄ってコーヒーを飲みました。
ブルーボトルコーヒーというと、1号店を清澄白河に出店して、話題となりましたね。
ストーリーが興味深いですね。
ちなみに、コーヒー界のAppleと呼ばれているそうです。確かにロゴを見ると、Appleのリンゴを彷彿とさせるようなデザインですね。
■こちらは、お店の玄関付近に置いてあったクーラーボックスの写真です。
最初見たとき、「これは何?ビール?」と思いましたが、缶コーヒーでした(笑)
コーヒー店であえて缶コーヒーというのは、意外ですね。
ドトールで紙パックの家庭用は見たことありますが、なぜコーヒー飲んだばかりの人に1人用の缶コーヒーなのでしょうか。
■後でネットで調べてみると、こちらは限定品でした。
水出しコーヒーの缶入りで、価格は600円だそうです!
普通の缶コーヒーの5倍の価格です。すごいですね!
■これを見て、「さすがコーヒー界のApple!」と思いました。
この缶コーヒーは、季節限定品に加えてさらに、お店でしか買えないそうです。通販では売っていないそうです。
ですので、お店に来た人しか買えないので、お土産として買っていく人が多いそうですね。
■これもいわゆる「プレゼント需要」ですね。
「ここに行ってきたんだ」という印になりますし、しかも600円という価値もアピールになります。
これが120円であればどうでしょうか。あまり喜ばれないと思います。
600円であればこそ、「すごいコーヒー飲んできたんですね」「お土産ありがとう」という反応が得られるのだと思います。
■このように、一見お土産とは無縁そうなコーヒー店でも潜在需要があるんですね。
「自分のビジネスにも隠れた売り方があるのではないか」と感じた、ブルーボトルコーヒーでの観察でありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスで、お客様が意外な使い方をするような、隠れた需要は無いでしょうか?「喫茶店で缶コーヒーを売る」といった、一見ありえない事でも、値付けを工夫すれば「プレゼント」になる、ということがあるかもしれません。
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それでは、明日もマーケティングを楽しみましょう!