【コンセプト】ファミマの無印良品コーナーについて
みなさん、こんばんは!
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このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わっている元営業マンが、日々記録しているものです。
ビジネスのヒントに、商談でのネタに、部下の教育に、いろいろとお役立て下さい!
今日は、美術の勉強会に2時間参加しました。「印象派」について、「桃山時代の長谷川等伯」について、そして横浜で開催中の「NUDE展」についてなど、今日も学びが多かったです。
帰ってからは、長谷川等伯について復習しました。
絵師別 江戸絵画入門 安村 敏信 (著)
それでは、今日の「売れるヒント」です。
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■先日、ファミリーマートに行ったときの写真です。
ファミマには、以前から文房具などの無印用品コーナーがあります。
今日のお店の売り場には、靴下・下着・ワイシャツなどの衣類が一通りそろっていました。
■ここまで品揃えが多いのは意外であったので、写真を撮りました。
以前は、文房具が多く、その隅に少し緊急用の衣類が置いてあるイメージでした。
それが、狭いコンビニの中に、棚1本上から下まで衣類で埋め尽くされています。
■今までのイメージであれば、
「コーヒーがこぼれて新しいワイシャツが必要」
「水たまりに入って靴下が濡れて必要」
「葬式が入って黒ネクタイが必要」
「出張先で、着替えのパンツが必要」
など、緊急時にはコンビニに行けば売っている、ということを思い浮かべます。
しかし、緊急用で、これほどの品揃えをするような需要が果たしてあるものか、と考えてしまいました。
■しかし、このコーナーを見て、その既成概念が変わってきたのでは、と感じました。
このコンビニの周囲は、特にビジネス街でもなく、どちらかというと住宅地です。
ですので、緊急用というよりは、ここは「無印良品の売り場」というイメージがあっているのかもしれません。
無印良品がファミマに棚ごと出店している、というコンセプトかもしれません。
ですので、あたかも無印良品で買い物をするように、このコンビニに衣類を買いに来るお客さんの需要があるのかもしれない、と感じました。
■たしかにこの近辺には無印良品もなく、ユニクロなど似たような衣料品店も無いので、そういう市場調査もしたうえで、売り場を作っているならすごいですね。
「ほしい人がいる場所に、ほしい物を置くと売れる」という商売の基本を、改めて考えさせられた、ファミマの無印良品コーナーでした。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスで、「緊急用」として売れているものが、実は「日常使い」の潜在需要があって売れる可能性はないでしょうか?
当たり前と思っていることを、一度見つめなおしてみたいと思います。
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それでは、明日もマーケティングを楽しみましょう!