【企画力】キットカットが熊本を助ける
みなさん、こんばんは!
今日も「売れるヒント」ブログにお越しいただき、有難うございます。
このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わっている元営業マンが、日々記録しているものです。
ビジネスのヒントに、商談でのネタに、部下の教育に、いろいろとお役立て下さい!
今日ランチの時に、産休から復帰した同僚に、子育ての話を聞きました。
いろいろな苦労があるんですね…独身の私には目から鱗の話ばかりでした。
母の日は終わりましたが、日ごろから常に感謝しないといけませんね…
それでは、今日の「売れるヒント」です。
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■こちらは、先日まいばすけっとに行ったときの発見です。
私はキットカットの愛好家なのですが、「いきなり団子味」というのが発売されていまして、かご盛り陳列されていました。食べてみたいですね(笑)
■しかし、ここで注目したのは、
「九州・熊本を応援しよう!1袋につき10円寄付」
というパッケージの言葉です。
おなじみのくまもんも載っていますね。熊本の大地震の復興への寄付ということでしょう。
■以前、このような記事を書いたことを思い出しました。
この時も、「商品を買うことで寄付ができる」という充実感満足感への期待が購買につながるのでは、と書きました。
この時は、海外に向けての寄付でしたが、今回は国内の身近な災害に対してのもの、ということが違う点ですね。
■たまたま、これを「コーズマーケティング」というのだと、会社で別件で資料を検索していた時に知りまして、今日取り上げた訳です。
この記事に、以前取り上げたボルヴィックの「1リットル for 10リットル」も載っていました。
この中に、「コーズマーケティングは逆に反感を買うこともある」という箇所もあります。
誠実さがないと、「慈善事業をエサにして物を売ろうとしている」と思われてしまうということがあるようです。
■今回の、熊本向けの寄付というのも、「身近だから助けてあげたい」と共感を呼ぶ反面、身近だからこそ「熊本をエサに売っている」という感情を持つ人もあるかもしれません。
ただ、理由はどうであれ、これで被災地に援助が届くならば、それに快く便乗してキットカットを買ってあげる、という精神でいくのもいいのではないか、と思うのです。
これは電車の席をゆずるとか、募金とか、日常場面でも遭遇する葛藤ですね。
「コーズマーケティング」を通して、「売れるヒント」だけではなく「善行」についてにも考えさせられた、キットカットの展開でした。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスで、お客様が購入することで、他の人助けにつながるものは無いでしょうか?企業活動が社会貢献につながり、さらに共感を呼べば販売につながるかもしれません。
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それでは、明日もマーケティングを楽しみましょう!