【物語力】地域ブランドは納得感があるかが決め手
みなさん、こんばんは!
今日も「売れるヒント」ブログにお越しいただき、有難うございます。
このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わっている元営業マンが、日々記録しているものです。
仕事でデータ分析をしているのですが、最近「歯間ブラシ」と「フロス」の違いを知りました(笑)。
しかも、「歯間ブラシ」は中高年の購入が多く、「フロス」は若者が多いというのが、くっきり明確に分かれていて、驚きました。
老化によって、歯の隙間が広がるということでしょうかね(汗)(あくまで想像です)
それでは、今日の「売れるヒント」です。
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■今日も、先日マツモトキヨシに行ったときの写真です。
「世田谷コスメ」のエンド陳列がありました。
マツモトキヨシにはよく行くのですが、家の近くの店では目立つ陳列ではなかったのか気づかず、初めて見た気がします。
■最初に見た時は、「世田谷の高級ブランドイメージで、イメージを良くしようとしているのだろう」と、あまりいい印象ではありませんでした…
「世田谷は水がいい訳でも、いい原料がある訳でもないし、なんで世田谷なんだ」
特に、以前世田谷区に住んでいたので、「イメージが先行している、世田谷のよくあるパターンだ!」と思ってしまいました。
■しかし、POPを見た時に、「なるほど、こういう理由もありだな」と、納得してしまいました。
POPに、「世田谷に暮らす一般女性の声を聞きながら」とあったからです。
化粧品に対しての厳しい視線を持った女性は、世田谷マダムに多い、というイメージがありますので、「それで世田谷なのか」と納得感がありました。
■このようなことから、地域ブランドを作るときは、「納得感」が必要だと感じました。
たとえば、
富山県の魚が美味しい理由は、「北アルプスからの豊富な栄養分を含んだ水が富山湾に注ぎ込んで、魚のエサがよく育つから」と聞くと、「ああ、なるほどね」というように、すんなり受け入れられます。
他にも、私の出身の下関ならば、「鯨の調査捕鯨船が立ち寄る港であることから、学校の給食でも鯨が出るほど広まっており、鯨料理が美味しい」という理由があって、鯨料理店が多いことに納得感があります。
世田谷コスメのような、ちょっとひねったような「納得感」も、逆に意外性があって効果的かもしれませんね。
■今後、地方創生で地域ブランドができることもあるでしょうが、その時はこのような「納得感」があるかどうかを是非検討してもらいたいと感じた次第です。
ちなみに、世田谷コスメは使ったことがないので、効果を保証するものではありませんよ…(笑)
【今日の教訓】
自社の商品やサービスに「納得感」があるでしょうか?自社の強みと連動しているかを考えて、「納得感」を上手く訴求していきましょう。
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それでは、明日もビジネスを楽しみましょう!