売れるヒント

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【POP】丸亀製麺の狙いを想像してみた

みなさん、こんばんは!

今日も「売れるヒント」ブログにお越しいただき、有難うございます。

 

このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わっている元営業マンが、日々記録しているものです。

 

今日は外出せずに、自宅で掃除などの家事と、読書をしていました。

 

先日購入した本が面白いです。

 

30の発明からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫) 文庫 
池内 了 (監修) 造事務所 (編集)

https://amzn.to/2weSsD7

 

漆器」は英語で「ジャパン」 と呼ばれるそうですね。昨日美術館で勉強した「陶磁器」が英語で「チャイナ」と呼ばれるのと似ていて、漆器も勉強してみたくなりました。

 

それでは、今日の「売れるヒント」です。

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■先日、美術館めぐりの後に、丸亀製麺でうどんを食べました。

その席に置いてあった、立てかけ式のPOPです。

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 「家族で楽しむ丸亀製麺」「だんらんうどん」とあります。

 

■これを見たとき、「どうしてビジネス街の丸亀製麺にこんなPOPが…」という違和感があったのですが、「ファミリーでの利用」を増やしたいのだな、と納得しました。

 

丸亀製麺によく行くのですが、たしかに会社帰りのビジネスマンが多い印象です。

今回行ったのは、表参道近くの店だったのですが、休日夜だからか閑散としていました。

 

別の新しい需要を取り込みたいという狙いなのでしょう。

 

■ただ、以前イトーヨーカドーのフードコートに出店している丸亀製麺に行ったときは、家族連ればかりでした。

 

これを思うと、ファミリー需要は潜在的に存在するということでしょう。

 

こういったことを考えると、立地的にビジネスマンが多いお店にも、こういった訴求POPを付けるのは、いい考えだなと思います。

 

それを見た父親ビジネスマンが、休日に家族でフードコートの丸亀製麺に行く可能性が出てきます。 

 

■また、具体的なメニューの提案をしているのも、上手いなあと思います。

 

こういうPOPは、イメージ写真やイラストだけのパターンが多いのですが、具体的に「子供はおにぎり」「パパはがっつり親子丼」「ママは野菜かき揚げ」という提案は、イメージがわきますよね。

 

その内容の是非は別にして、「うちならママもがっつり食べるな」など、来店イメージが高まる気がします。

 

■POPを置く店の立地、訴求したいターゲット、浮かばせたいイメージ、これらのよく練られたPOPだと、ふと感じた次第です。

 

【今日の教訓】

POPを作るときは、制作会社に丸投げするのではなく(笑)、どこで、誰に、何を伝えて、どのような考えを起こさせて、来店させたいのかを、じっくり考えて作りたいと思います。

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それでは、明日もマーケティングを楽しみましょう!