売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【企画力】加山又造展がすごかった②

みなさん、こんばんは!

今日も「売れるヒント」ブログにお越しいただき、有難うございます。

 

このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わっている元営業マンが、日々記録しているものです。

 

今日は、昨日に引き続き、美術館めぐりを4か所してきました。

 

初めて渋谷の戸栗美術館に行ったのですが、学芸員の方のやきものミニ講座があって、勉強になりました。陶器と磁器の違いなど、知りませんでした…

美術館に置いてあった本を買って、復習したいと思います。

 

すぐわかる産地別やきものの見わけ方  佐々木 秀憲 (監修)

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それでは、今日の「売れるヒント」です。

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■昨日行った、加山又造展「Re又造 MATAZO KAYAMA」での気づきを、昨日から書いています。今日はその続きです。

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こちらは、展覧会の出口付近にあった、有名人のサインが書かれた壁です。

 

「君の名は」の新海誠監督や、芦田愛菜ちゃん、最近人気の三浦大知さんなどのサインが書かれていました。

 

■このような有名人のサインは、飲食店では当たり前のように、よく見かけますよね。

 

特に個人経営の料理店や居酒屋などでは、壁一面にサインが貼ってあることも、よくあります。

 

実際に、店員さんが会計の時にサインをお願いしているところも見たことがあります。「ちゃんと色紙とマジックペンを常備しているんだー」と感心したものです。

 

■しかし、美術展では見た記憶がありませんでした。

 

会期が短いからでしょうか、そもそもあまり有名人が来ないのでしょうか、理由はわかりません。

もしかして、暗めの照明でわからないとか、静かに鑑賞する雰囲気だからもらいにくいとか、特別な理由があるのかもしれませんが…

 

これは部外者が勝手に言っている意見ではありますが、有名人のサインをもらってアピールに使う試みは結構いいのでは、と思いました。

「あの人も観に行っているのか」ということで、興味を示すファンがいるかもしれません。

 

■しかし中には、もしかしたら「美術のレベルを下げる」「わかってくれる人だけ来ればよい」という主張もあるのかもしれないと想像します。

 

考えたら、ビジネスの世界でも、「そこまでしなくても」「プライドを捨ててまでやりたくない」ということだらけですよね。ただ、それを突破した企業が、支持を集めている気もします。

 

私も縁のある「薬」の業界でも、「その成分の薬を、そんな売り方をするとはいかがなものか」ということが結構あります。

ただ、その常識を破った企業は、結果的にお客様に支持されて、業界の常識になる、という歴史を繰り返しています。(もちろんお客様のためになる商品ということが前提ですが)

 

■このような、普通の大きな美術展で見られないような取り組みが多々見られた、加山又造展覧会「Re又造 MATAZO KAYAMA」でありました。

 

【今日の教訓】

「これはいかがなものか」と思ったら、「いかがなものか、と感じる自分はいかがなものか」と、振り返ってみたいと思います。その常識は本当にお客様のためになるものか、そこに売れるヒントがあるかもしれません。

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それでは、明日もマーケティングを楽しみましょう!