売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【値付け】安売りには理由をつける

みなさん、こんばんは!

今日も「売れるヒント」ブログにお越しいただき、有難うございます。

 

このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わっている元営業マンが、日々記録しているものです。

 

今日も、美術の本を読んでいます。ビジネスでなくてすみません…

 

名画の謎解き (ビジュアルだいわ文庫) 文庫  – 2018/2/10

木村泰司 (著)

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こちらの本は、「西洋絵画のモチーフ」がわかって、目から鱗です。

気分はGWモードになりつつあります(笑) 。休みはカレンダー通りなのですが…

 

それでは、今日の「売れるヒント」です。

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■先日、スーパーのまいばすけっとに寄りました。

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卵を買いに寄ったのですが、「安い!」と思ったのが、こちらの卵です。

 

「サイズいろいろたまご」です。

 

■以前も、まいばすけっとに行ったときに、似たようなものがあったことを思い出しました。  

 

こちらの「ふぞろいのどら焼き」ですね。

この時も、サイズがふぞろいなので安くしている、というコンセプトでした。

 

今回のは、ちょうどこれと似たパターンの、卵バージョンですね。

 

■どうしてこのようなパターンが頻発するのか、考えてみました。

 

よくよく考えてみると、普通の卵を単に「値下げしました!」でもいいのにと、思ってしまいます。

 

考えた結果、やはり「理由をつけた値下げでなければ、価格の乱れにつながってしまう」ということかなと思います。

 

■ちゃんと値下げの理由があれば、「ああ、今回のは卵の大きさが不ぞろいなので、特別に安いんだな」と納得します。

 

この商品が売り切れた後、他の卵は安くなくても、「あの時のあの商品は特別だった」と納得できます。

 

しかし、もし普通の卵を「1週間99円セール!」としたらどうでしょうか?その卵が元の価格に戻ったら、高く感じます。

「なんでまた99円にしないのか、ケチ!」となってしまい、他のお店に安い卵を探しにいくかもしれません。

 

■そう考えてみると、「安い価格に反応する顧客」を呼ぶため、納得してもらうため、そして確実にリピートしてもらうために、「理由を付けた値付け」を心がけているのかもしれませんね。

 

さすが小売業1位になったイオングループ、と感じたのでした。

 

【今日の教訓】

なるべく高く売る努力をするのが前提として、安売りが必要なときには「理由がはっきりした値付け」を心がけると、後々のためになりそうです。

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それでは、明日もマーケティングを楽しみましょう!