売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【POP】「従業員」か「従業員さん」か

みなさん、こんばんは!

今日も「売れるヒント」ブログにお越しいただき、有難うございます。

 

このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わっている元営業マンが、日々記録しているものです。

  

昨日は美術のセミナーでしたが、今日は仏教の勉強をしてきました。

徒然草」「方丈記」と並んで日本三大美文といわれる仏教書「歎異抄」の解説を聞いて、一部分ですがよくわかりました。短い文章ですが非常に深い内容ですね。

こちらの分野も続けて勉強しようと思います。

 

それでは、今日の「売れるヒント」です。

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■つい先ほど、帰りにコンビニに寄った時に見かけた風景です。

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すみません、画像が小さいですが、注目したのはPOPです。

 

■こちらは時々みかける「ランキングPOP」ですね。

 

人気商品1位、2位、3位と書いてあり、ついつい人気のある3つから選んでしまいそうになります。

 

スイーツ好きな私は、自分が食べたことのないスイーツがランキングされていようものなら、「試しておかねば!」と買ってしまいます。

今回は、2位の「いちごもこ」を買ってしまいました。

 

■これはよくある工夫なのですが、面白かったのは、

POPの上のあたりに小さく

「従業員さんが選びました」

と書いてあることです。

 

これはセブンイレブンのオリジナルのスイーツで、自社商品だと思うのですが、「従業員さん」とPOPに書くのは違和感がありました。普通は「従業員」だと思います。

 

■いろいろな理由を考えました。

 

1.社員ではない、パートやバイトを表す表現として「従業員」とした。

2.「さん」を付けることによって、調査したのは自社ではないことを表現した。

3.「さん」を付けることによって、公平な立場で選んだことを表現した。

 

真相は関係者ではない私にはわかりません…

 

しかし確かに「さん」を付けることで、「第三者的」なイメージになって、信頼性が増す感じがしますね。

私のような、「売れるヒント」を探して細かいところまでチェックしている人は特殊なのでしょう。

 

■そういうことを踏まえれば、とにかく工夫のなされたPOPであることは間違いなさそうです。

 

さすがセブンイレブン!と感じたのでした。

 

【今日の教訓】

POPの文言の細かなところまで、お客様がどう受け取るかを考え抜いて、検討してみましょう。1文字の違いでニュアンスが変わり、売れたり売れなかったりするかもしれません。

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それでは、明日もビジネスを楽しみましょう!