売れるヒント

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【ネーミング】ダジャレがいいのかお堅いのがいいのか

みなさん、こんにちは。

 

東京は、すっかり暖かくなって、コートがいらなくなりました。 

寒さから解放されて、街も明るい雰囲気になりますよね。

 

それでは、今日の「売れるヒント」です。

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先ほど、会社帰りにドラッグストアに寄りました。

 

最近飲んでいる亜鉛のサプリが目当てだったのですが、保険栄養剤のコーナーで、こんな商品が目に入りました。

 

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物忘れ改善薬が、いつの間にかいろいろなメーカーから発売されていました。医薬品なのですね。私はまだ大丈夫ですかね…

 

ここで、ちょっと驚いたのは、「ネーミング」です。

 

下の方に置いてある「ワスノン」は、言わずとしれた小林製薬ですね。業界ではネーミングで非常に有名です。

たとえば「アットノン」は傷痕を目立たないようにする薬で、「痕を消す」というダジャレですね。他にも痛み止めの「ズッキノン」とか、いろいろあります。

 

「ワスノン」も、「忘れをなくす」というダジャレなのでしょう。小林製薬なら付けそうな名前ですね。

 

ところが、上の方に並んでいた「アレデル」という商品。これも小林製薬かと思ったら、「クラシエ薬品」だったのです!(昔のカネボウですね)

 

クラシエといえば、葛根湯とか防風通聖散とか、いろいろな漢方シリーズなど、結構お堅い感じの会社と思っていました。ですけど、これは完全にダジャレですね(笑)

モノの名前が出てこないときに「あれ、あれ」と言いますが、「あれの名前が出る」ということなのでしょう!

 

お堅い会社が、たまにこういうダジャレのネーミングを付けると、予定調和を崩されて、面白いですね。

 

逆に、小林製薬も、たまにはものすごく堅いネーミングの商品を出すと、逆に注目を集めるかもしれませんね。

 

ダジャレのネーミングが、良いのか悪いのか、昔から議論がありますが、ここで注目したいのは「予定調和を崩す」ということ。意外なところを突かれると、意識にのぼって、記憶に残りやすくなりますね。

 

 マンネリになっていないか、予定調和の世界に陥っていないか、振り返ってみたいと思います。

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それでは、明日もマーケティングを楽しみましょう!